初級切り絵講座『金魚』図案編
今回は金魚をモチーフに切り絵の下描きについて説明したいと思います。私の切り絵は切る紙の裏側に直接下描きを描きます。一枚に繋がった作品…要するに線が全て繋がっていれば良いんです。
挑戦してみて下さい。
最初は描き込まずザックリと形をとります。目、ヒレ、エラの位置や体の形…モチーフをよく観察しましょう。
ざざっと大まかに全体を形取ってから、線を全て繋げる事を意識しながら細部の書き込みをしましょう。
鱗は全て書かなくても大丈夫です。むしろ部分的に描いた方がメリハリがあっていいかもしれません。
ある程度書いたら表から透かして見てバランスの確認をしましょう。
全体が描けたら線を太くして整えていきます。自分の好みで自由な線の太さで描きましょう。
切り剣流、下描きの完成です。
初級切り絵講座『金魚』図案編 動画
金魚の図案が出来ましたら引き続き、初級切り絵講座『金魚』切り抜き編を挑戦してみてください、下の記事↓↓↓です。
おまけ!!写真をなぞって下描きを描く方法
私の切り絵は全て1から描いています。
どうしても絵を描く事が苦手、難しいと言う方は自分で撮った写真から下描きを描くと言う方法もあります。
先日里帰りした際に散策しながら切り絵のモチーフになりそうな物を撮影して来ました。
今回はこのカエルを切り絵にしてみます
画像編集アプリのようなもので写真を薄くして切り絵にする紙の裏に直接プリントします。
今回私はフォトショップで不透明度30〜40パーセントくらいにしてプリントしました。
薄くプリントした写真の上からシャーペンで直接なぞって行きます。
まず切りたい物の輪郭をなぞると描きやすいと思います。
その後写真の色の濃い所を描いて行き、切り抜く部分を塗り潰すと切る時にわかりやすいです。
途中の状態や下描き完成後、表からバランスを確認する事も忘れないようにしましょう。
下描きが完成したら切ってみましょう!!
完成です。
前回の初級講座でも書きましたが輪郭は一番最後に切りましょう。
写真をなぞっただけあってリアルな切り絵が完成しました。
絵を描く事が苦手な人でもこの方法なら割と簡単に切り絵制作できますね。
この写真は左右逆でも問題無いですが、文字や鉛筆を持っている人物像など左右が逆になるとおかしくなってしまうモチーフはプリントする時に画像を左右反転する事を忘れないようにしましょう。
【重要ポイントです】 写真を元に下描きを描くと言ってもネットにある他の方の写真を勝手に使ってはいけません。無断使用は著作権侵害などで問題になったりする事もあります。